美食家としても知られている名将・伊達政宗公のお膝元で、城下町として発展してきた宮城県の仙台市。歴史的な見どころや人気観光地が沢山ある仙台は、名物グルメも魅力ポイントの一つ!そこで今回は、仙台を訪れたら必ず食べたい、食べずには帰れない“必食”の仙台名物をご紹介。
宮城県と言えば?でおなじみの牛タンから、聞き馴染みのない隠れた名物グルメまで、仙台の食の魅力をたっぷりと深堀り。歴史的な観光スポットを巡りつつ、仙台の食文化にも触れてみるのもオススメです。
目次
■ おすすめの仙台名物グルメ11選
└1. 牛タン
└2. 仙台あおば餃子
└3. 笹かまぼこ
└4. 三角あぶら揚げ
└5. 仙台マーボー焼そば
└6. 冷やし中華
└7. 仙台せり鍋
└8. 仙台牛
└9. はらこ飯
└10. ひょうたん揚げ
└11. 仙台づけ丼
■ まとめ
宮城県と聞いて思い浮かべるものを調査した「宮城県といえばランキング」(※1) で堂々の一位を獲得した牛タン。焼き肉店などで全国的に食べられている牛タンですが、実は宮城県の仙台市が発祥の地とされている郷土料理なんです!
昭和23年に当時洋食の材料だった牛タンを和食に取り入れたことをきっかけに生まれた料理で、長らく地元で愛されたのち、東北新幹線の開通とともに徐々に仙台名物として全国に広まっていきました。厚切りで弾力のある食感と脂がのった甘く濃厚な味わいが特徴で、仙台グルメの筆頭!本場仙台で味わう牛タンは他では味わえないほどの美味です。
(※1) マイナビニュース実施
特産物である仙台産雪菜を皮にしっかりと練りこみ、「杜の都 仙台」をイメージさせる青葉を表現した緑色がとても鮮やかな餃子です。たっぷりの野菜を使った具がぎっしり詰まっていて栄養面でも優秀。モチモチ食感の皮で食べ応えもありとってもヘルシーです。
冷めても固くなりにくいことからお土産品としても人気があり、子どもから大人まで幅広く愛されている優しい味の餃子です。
仙台名物の代表格でもある「笹かまぼこ」。まだ冷凍技術がなかった時代に、三陸沖で大漁だったヒラメをできるだけ無駄にせず、長期保存するために魚肉をすり身にして笹の形にして焼いたことが始まりだとか。伊達家の家紋である『竹に雀』にちなんで、笹かまぼこと名づけられました。
手間をかけてじっくり焼き上げ、香ばしい風味にふわふわの食感と、白身魚のシンプルで上品な味わいが特徴です。低脂肪・高タンパクな健康食品としても人気で、お土産品としてだけでなく地元の方にも親しまれています。
定義とうふ店の名物として知られ、今や仙台グルメとしても人気を博している「三角あぶら揚げ」。厳選した大豆を使って独自製法で作られた、厚みのあるボリューム満点のあぶら揚げです。外はカリッと、中はフワッとした食感がたまらない!この独特な食感を生み出すポイントは二度揚げ製法だそう。一枚一枚手作業で、平均25分間じっくりと丁寧に揚げられています。
醤油やにんにく七味などをトッピングして食べるのが定番。工場併設のお店で、出来上がりまでの過程を見学したり、揚げたてをそのまま頂くこともできますよ。
知る人ぞ知る!仙台のB級グルメ「仙台マーボー焼きそば」は、地元民が愛してやまないソウルフードの一つ。焼いた麺や揚げた麺にたっぷりの麻婆のあんをかけた、ボリューム満点の創作中華料理です。
市内の中華料理店「まんみ」のまかない料理として誕生し、テレビで取り上げられたことを発端に一気にご当地グルメとして認知されていきました。今では地元民だけにとどまらず、仙台を訪れた観光客からも人気を集めています。仙台市内には50店舗を超えるお店が軒を連ねていて、それぞれお店によって味が違うため、好みの味を探すのもグルメ旅行の醍醐味です。
牛タンと同じくらい全国的に普及している夏の定番グルメ「冷やし中華」ですが、実はこちらも仙台が発祥の地とされています。昭和12年頃、夏に売り上げが下がってしまう熱々の中華料理…。『何か良いアイディアはないか?』と中華料理 龍亭の店主が組合メンバーと試行錯誤を繰り返し、“真夏でも食べられる麺”の開発に取り組んで誕生したそうです。
戦前生まれの冷やし中華ですが、時代の移り変わりと共に美味しさを保ちながらも進化し、今では夏には誰しも必ず一度は食べる夏の風物詩になっています。
仙台の冬の味覚として欠かせない「せり鍋」は、これからの季節にピッタリの一品。宮城県の特産品であるせりを丸ごと使った風味豊かな郷土料理です。鶏肉または鴨肉にせりやお鍋に適したお好みの具材を入れて、醤油やみりんなどで味付けして煮込みます。
旬は冬から春先にかけて。和風出汁が程よく、何杯でも食べれそうな優しい味です。美容や腸活にも良いとされるビタミンCや食物繊維を多く含むので、女性人気も高く、寒い冬に芯から温めてくれます。
霜降りと赤身の絶妙なバランスやきめ細やかさなど、様々な厳しい基準をクリアし、最高ランクに格付けされた牛肉だけが得ることのできる称号「仙台牛」。口当たりはまろやかで風味豊かな味わい、溢れるほどの肉汁が特徴。
国内でも有数の米どころ、宮城県ならではの良質な水で育った稲わらを食べて育ち、自然の恵みをふんだんに吸収することでその美味しさが保たれています。3年かけて丁寧に育てられたその肉質にはぶれが少なく、旨味がぎゅっと凝縮され、他ではなかなか味わえない最高品質の味を堪能することができます。
仙台の秋の味覚といえば、秋から冬にかけて旬をむかえる鮭を使った郷土料理「はらこ飯」。鮭の身を煮て、その煮汁で炊きこんだご飯の上にたっぷりのはらこ(イクラ)と身がのった贅沢すぎる名物グルメです。まさに魚介版親子丼ですね!
そのお味はというと、伊達政宗公があまりの美味しさに驚き、広めていったとされるほど。出汁を使わず、醤油と酒、砂糖で甘辛く煮た鮭の煮汁だけで絶妙なコクと旨味のある炊き込みご飯が出来上がります。
仙台の食べ歩きグルメとして人気を博しているのが、笹かまぼこの生みの親でもある阿部蒲鉾店の本店で食べられる「ひょうたん揚げ」。丸いボール状に成形したかまぼこを、ほんのりと甘みのある皮で包んで揚げた、ひょうたんのような可愛らしい見た目が特徴な名物グルメ!外はサクサク、中はふんわりとした食感のかまぼこが地元民だけに留まらず、沢山の観光客にも人気です。
一杯の丼で宮城県の海の幸をたっぷりと堪能できる新名物グルメ「仙台づけ丼」。宮城県沖はリアス式海岸と多くの島々が点在する地形のおかげで、水揚げされる魚介類の種類や量も豊富な地域。そんな豊かな漁場で獲れた魚介類だけを使用し、宮城県産のお米と合わせて作り上げた逸品です。その日に水揚げされた新鮮な白身魚を刺身にし、隠し味に仙台味噌を使ったコクと風味のある味付けが特徴的なグルメです。
海・山の幸どちらもたっぷりと堪能できる自然豊かな宮城県。地産地消に力を入れていたり、名物グルメを開発して全国に広めたりと、どれも県民愛がこもった一品ばかりです。
宮城県を訪れた際は、仙台の歴史や文化と一緒に、古くから伝わる郷土料理から比較的新しい名物グルメに至るまで、様々なグルメを楽しんでみるのもおすすめです!この冬は、日帰りでも宿泊でも楽しめる宮城旅行はいかがでしょうか?
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タビックスナビ編集部