京都には、神社仏閣や歴史的建造物など、日本の歴史を感じるスポットが多数あります。京湯葉料理やおばんざい、抹茶スイーツなど京都ならではの食べ物もたくさんあります。一年を通して国内外問わず多くの観光客が訪れています。
本記事では冬の京都にスポットを当てて、おすすめの観光地を10か所ご紹介します。美しい雪景色や冬限定のイベントを楽しむことができる観光地と、寒い冬を乗り越えられるあったかスポットをピックアップしました。
記事の冒頭では、旅行の計画に役に立つ気温や服装などについても解説します。
ぜひチェックしてみてください。
目次
■ 冬の京都の気候
└気温
└服装
■ 冬の京都のおすすめ観光スポット【10選】
└1. 金閣寺
└2. 貴船神社
└3. 伏見稲荷大社
└4. 清水寺
└5. 天龍寺
└6. 北野天満宮
└7. 下鴨神社
└8. 京都水族館
└9. ニデック京都タワー
└10. 平安神宮
■ まとめ
はじめに、冬の京都旅行の際に知っておくと役に立つ平均気温やおすすめの服装について解説します。
上記の表は、気象庁から発表されている2021年〜2023年の3年間における、12月〜2月までの京都府の平均・最高・最低気温を表したものです。
京都の12〜2月は、最低気温が0℃近くになる日が数日あり、かなり冷え込みます。空気が乾燥しており、「底冷え」と呼ばれるほど体感温度が低くなります。また、京都北部は標高が高いため、京都市内よりも気温が低くなります。さらに京都北部は積雪することがあります。
2月下旬になると、日中は少し気温が高くなります。しかし夜は冷え込むため、寒暖差には注意が必要です。
「底冷え」と呼ばれる冬の京都では、厳しい寒さが予想されます。厚手のコートやダウンジャケットなどの寒さ対策は必須です。マフラーや手袋、カイロなどの防寒アイテムを用意することをおすすめします。
ここからは、冬の京都旅行におすすめの観光スポットをご紹介します。
階層ごとに建築様式が異なる「金閣寺」の名称で有名な「鹿苑寺」。水面に建つ金閣寺は季節によって様々な景色を楽しむことができます。
京都の積雪の可能性が高いのは、1月上旬から2月中旬頃です。白と金の対比が美しい雪景色の金閣を見るには、雪が降った翌朝の午前中に参拝することをおすすめします。
全国に約2,000社ある水神の総本宮、「貴船神社」。
和泉式部が参拝し、夫の藤原保昌との夫婦復縁を叶えたということから、縁結び神社としても有名です。
貴船神社は、山間部に位置するため、積雪の可能性が高いです。白い雪と朱色の灯篭や鳥居とのコントラストが魅力的です。また積雪日限定で、日の入りから20時までライトアップが開催されます。開催可否は当日の15時に公式SNSで発表されます。
全国に約30,000社ある稲荷神社の総本宮、「伏見稲荷大社」。鳥居を献ずることで願いが通るといわれていたことで建てられた、千本鳥居が印象的です。
伏見稲荷大社は、商売繁盛の神様で有名であるため、初詣には多くの参拝者が訪れます。屋台もたくさん並び、屋台で定番のフードから狐をモチーフとしたお土産を買って楽しむことができます。
本堂や三重塔、仁王門など、数多くの見どころがある「清水寺」。1944年に世界遺産にも登録されています。京都の街を見渡すことができます。本堂は木に囲まれているため、四季によって様々な景色を楽しむことができます。
また、清水寺の雪景色は絶景です。大きな屋根や周りの木に雪が積もった本堂は、より幻想的で、京都の雪景色を一望することができます。
※積雪がある日は、安全面のため舞台への立ち入りは禁止されています。
嵐山に位置し、「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている「天龍寺」。本堂の天井には、どの角度から見ても睨まれているように見える巨大な雲龍図が描かれています。さらに、壮大で水面に映る木々が印象的な曹源池庭園は、季節によって様々な一面を楽しむことができます。
積雪のある日は、通年色鮮やかな植物に囲まれた天龍寺が、モノトーン調になります。普段とは異なった美しさの静かな雰囲気を味わうことができます。
学問の神様である菅原道真公をまつる天満宮・天神社の総本社、「北野天満宮」。学業や芸能、災難厄除祈願として有名です。境内に祀られている牛の像の頭をなでると、願いが叶うと言われています。
北野天満宮には、50種約1500本の梅の木があります。12月中旬ごろからつぼみがふくらみ、1月上旬から咲き始めます。例年、2月上旬から3月下旬まで、梅苑「花の庭」が公開され、一重、八重と咲く紅白の梅を存分に楽しむことができます。期間中は、茶屋も開かれます。夜にはライトアップも行われ、また違った一面も楽しむことができます。
「下鴨神社」の名称で有名な「賀茂御祖神社」は、世界遺産にも登録されています。縁結びのパワースポットである相生社や、美麗祈願で知られている河合神社など、観光スポットがたくさんあります。河合神社では、ご自身の化粧品でメイクができる絵馬が人気です。
また、冬の下鴨神社は、光琳の梅が有名です。尾形光琳の代表作である「紅白梅図屏風」のモデルになったことから光琳の梅として親しまれています。
御手洗川にかかる朱色の輪橋のたもとに咲く紅梅は、華やかで京都らしい風情が楽しめます。見ごろは、2月上旬から3月上旬です。
「京都水族館」は、日本最大級の内陸型水族館で、約250種類のいきものを楽しむことができます。お土産を作ることができるワークショップや、イルカとの触れ合い、いきものたちのごはんの時間を見ることができるプログラムなど、楽しみ方は様々です。
2024年11月30日(土)~2025年3月21日(金)の期間、幻想的なクラゲ型のランプによって温かく柔らかい光で包まれる「くらげのあかりたち」が開催されます。鏡で囲まれた「ミラートンネル」や、クラゲ型のランプと本物のクラゲのコラボレーションなどが登場。寒い冬に海のいきものたちに癒されてみてはいかがでしょうか。クラゲをモチーフにした期間限定のパフェにも注目です。
”産業・文化・観光の一大センターとして活用し、京都市の伸展に貢献すること”という目的で建てられた、高さ131mの「ニデック京都タワー」。地上100mの高さにある展望室からは、古き良き京都の町並みを見渡すことができます。
2024年12月1日(日)~12月25日(水)の期間、展望室内のイルミネーションが開催され、約2メートルのクリスマスツリーも登場します。また、12月24日と25日には日没から24時までの時間、ニデック京都タワーが赤と緑のクリスマスカラーにライトアップされます。
タワー内のレストランでは、クリスマスディナーも実施されているので、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
平安遷都1100年を記念して建てられた「平安神宮」。高さ24mの朱色の大鳥居は国の文化財に登録されており、京都・岡崎のシンボルとして親しまれています。
平安神宮では、節分の日に節分祭が開催されます。節分祭では、奉納狂言・大儺之儀・鬼の舞・福豆撒き・大火焚神事が行われます。広い境内で人々を驚かしながら拝殿へと踊りながら進む「鬼の舞」は迫力満点です。その後、豆まきが行われ、鬼たちは追い出されます。鬼の表情や動きにも個性があり、注目です。
また、2024年12月13日(金)~2025年1月13日(月・祝)の期間、「NAKED光の神苑 平安神宮」が開催されます。京都の歴史ある日本庭園や伝統工芸と現代のデジタルアートのコラボレーションは、まさに幻想的。尚美館のプロジェクションマッピングや、京和傘や小嶋提灯を用いた光のアートなど、普段とは異なる平安神宮をお楽しみいただけます。
冬の京都旅行におすすめの寺院や、冬季限定のイベントなど、おすすめの観光スポットをご紹介しました。
京都では、歴史や、伝統ある建物、行事、文化など、日本らしい風情を感じることができます。
ほかにも京都ならではの食べ物や、お土産など魅力がたくさんあります。
ぜひ冬の京都で、普段とは異なる絶景や限定のイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか。
★ 京都のホテルとJR新幹線・特急がセットになったフリープランを販売中 ★
【らく得パック】列車の時間・座席もWEB上から指定可能、出発前日の16時までご予約いただけます。夏休みや冬休みなどの旅行にもおすすめ!下記リンクから特集ページも是非チェックしてみてください。
タビックスナビ編集部