東トルコは、トルコの中でも特に歴史と文化が色濃く息づく地域で、訪れる人々に多くの驚きと感動を与えてくれます。
ここには、古代の遺跡や壮大な自然の景色、さらに独自の文化が見事に融合しており、旅行者にとってはまさに忘れがたい体験を提供してくれる場所です。
東トルコを訪れることで、世界遺産として名高い遺跡や、神話や歴史が色濃く息づく名所を巡りながら、自然の絶景にも出会うことができます。
本記事では、そんな東トルコの魅力的な観光スポットの中から、絶対に訪れるべき10の場所を厳選し、詳しくご紹介いたします(イスタンブールおよび近郊含む)
歴史的な遺跡や美しい自然、そして地元の文化が織りなす特別な体験を通じて、あなたの東トルコの旅がより充実したものになること間違いなしです。
目次
■ 東トルコのおすすめ観光スポット10選(【7】~【10】はイスタンブールおよび近郊)
└【1】ネムルート山
└【2】アルスランテペ
└【3】シャンルウルファ 聖なる魚の池
└【4】ギョベクリテペ
└【5】ゼウグマモザイク博物館①
└【6】ゼウグマモザイク博物館②
└【7】ボスポラス海峡クルーズ
└【8】バラット地区
└【9】エジプシャンバザール
└【10】ガラタ橋のレストラン
標高2,150mの山頂に並ぶ巨大な神像。紀元前1世紀初頭に創建されたコンマゲネ王国の王、アンティオコス1世の古墳があり、この周りには古墳を守る巨大な神像が並んでいます。
高台にある為、日没や日の出に合わせて観光するのがお勧めです。
1987年にはユネスコの世界文化遺産にも登録されました。
アナトリア最初都市国家。ユーフラテス川にあるカラカヤ・ダム湖の近郊にあることから農耕が栄え紀元前5000年から歴史を持ちます。
「テペ」とは「遺丘」の意味で、繰り返し集落や都市が築かれた結果、何層もの遺跡の丘となっている場所です。現在でも発掘作業が行われています。
2021年には、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。
保守的な地方都市で古のトルコを感じることができる場所。
預言者アブラハム生誕の地としての言い伝えがあり、その洞窟も参拝できます。この聖なる魚の池は、アブラハムが火葬壇に投げ込まれた際、神が火を池に変え、灰を鯉に変えたとされています。
敬虔なイスラム教徒が多く住むこの町は神聖な雰囲気が漂い異国情緒を満喫できます。
その歴史は、約10,000年前にも遡るといわれる世界最古の宗教遺跡。
農耕が始まる前に宗教儀式が行われていたという事になると、人類の文明の始まりの常識を覆す歴史的大発見かもしれません。
現在も専門チームにより発掘や研究がなされているが、全体の95%は未発掘です。また周辺に住居跡が発掘されていない等の謎も残り、歴史愛好家にとっては垂涎の場所となっています。
シャンルウルファ考古学博物かには、ギョベクリテペ遺跡から発掘された貴重な出土品もわかりやすく展示されています。
2018年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
世界最大級のモザイク博物館。遠目では絵画のように見える精巧なモザイクは、色が異なる石・陶磁器破片・ガラス等を緻密にはめ込んだものです。
紀元後2~3世紀に作られたものが多いですが、題材はギリシャ神話や哲学が多いです。
展示をされている場合は、壁に掛けられている場合が多いですが、実際は豪邸の床を装飾していました(現在のカーペットのようなもの)。保存状態もよく見学しやすいようにスロープが設置されており当時の様子を垣間見ることができます。
多くのモザイクが古代都市ゼイグマで発掘され、ゼイグマの豊かさの証でもあります。
当博物館で最も有名な「ジプシーガール」は特別室に展示されています。
身なりからジプシーガールと呼ばれていますが、実際にはディオニソス神祭のメナドであるとか、アレキサンダー大王の肖像画であるとか、諸説があります。
何よりも彼女の表情に注目!喜びと悲しみを同時に表す巧みなヘレニズム技法により描かれています。この技法は、かのレオナルド・ダヴィンチもモナリザで使用していた技法です。
今や、ジプシーガールは、ゼウグマとガジアンテップの象徴となっています。
交通渋滞を考えずに美しいイスタンブールを観光出来る手段としては、ボスポラス海峡クルーズがお勧めです!コースによって異なりますが、1時間~1時間30分のクルーズです。
心地よい風に吹かれながら屋根付き・トイレ付の快適な船でのクルーズは最高!
写真は「オルタキョイモスク」です。
ネオ・バロック様式の美しいモスクで、オルタキョイ地区のシンボルにもなっています。クルーズ船からが最も美しくご覧いただけます。
イスタンブールの旧市街に位置する、多文化地区です。かつてユダヤ人やギリシャ正教徒が多く住む地域でした。再開発が進み、個性的なお店が並びます。
カラフルな街並みは写真も映え、散策にもお勧めです。
坂の上には、威厳のある建築様式のフェネル・ギリシャ中等高等学校が聳え立っています。
イスタンブールで有名なバザールは、グランドバザールですが、ここエジプシャンバザールは別名スパイスバザールとも呼ばれ、様々な香辛料やナッツ・ドライフルーツ店が軒を並べています。
最近は自然派の化粧品を置いている店も多くなりました。
グランドバザールは日曜日が定休日ですが、エジプシャンバザールは年中無休なので、代替観光としても十分楽しめます!
イスタンブールお勧めの散策スポットの一つは、ガラタ橋です。ガラタ橋は、旧市街と新市街を結ぶ金角湾に架かる2階建ての橋です。
ここでは、イスタンブールB級グルメ名物サバサンドを屋台舟で買って頬張りながらの食べ歩きも楽しいし、ガラタ橋上にあるレストランでゆったりと景色を見ながら食べるのもお勧めです。
レストランからは美しいイェニモスクもご覧いただけます。
東トルコは、トルコの中でも特に歴史と自然が豊かで、訪れる人々に多くの感動を与えてくれる地域です。古代の遺跡から絶景の自然スポットまで、さまざまな観光地が点在しています。今回紹介した10のスポットは、東トルコを代表する名所であり、どれも訪れる価値のある場所です。
歴史的な遺産と美しい風景が織りなす東トルコの魅力をぜひ体験してみてください。
次回の旅行先として、東トルコをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
タビックスナビ編集部