東北地方
青森の長い冬に春の訪れを告げる弘前の桜。ソメイヨシノを中心にシダレザクラやヤエザクラなど52種、約2600本の桜が咲き誇ります。残雪残る「津軽富士」とも呼ばれる名峰と弘前城、そして桜を一度に望む絶景はまさに日本一の桜といえるでしょう。桜が散り始めると、花びらが外堀を埋め尽くした花筏(はないかだ)もご覧いただけます。
みちのくの小京都と呼ばれる城下町・角館の黒壁の街並みを162本の国指定天然記念物をはじめとするシダレザクラが彩り、まるで江戸時代にタイムスリップしたような情緒ある景観を造り出しています。
北上川沿い2kmにわたって樹齢90年を超えるといわれる巨木の桜のトンネルが続いています。日が落ちると美しくライトアップされた桜並木が川面に映し出され、幻想的な雰囲気に包ます。
白石川堤にソメイヨシノをはじめ約1200本の桜並木が8kmにわたって続いています。残雪の蔵王連峰を借景に残雪の白、桜のピンク、川面のブルーのコントラストはまるで絵葉書のような光景です。
樹齢1000年を超えるといわれるベニシダレザクラ。東西25m、南北20mの四方に伸びた枝から、薄紅色の小さな花を無数に咲かせ、その様はまさに流れ落ちる滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになったとも言われています。日本三大桜の一つで、国の天然記念物に指定されています。
関東地方
約1km続く千本桜のトンネルと広大な菜の花畑。ピンクの桜と黄色の菜の花のコントラストが見事。桜と菜の花の競演では日本一の規模で、菜の花畑の中で撮る写真はインスタ映え間違いなし。ファミリーやカップルにも人気の桜名所です。
目黒川沿い約4㎞に渡り約800本のソメイヨシノを中心とする桜並木が続きます。中目黒駅から上流では、左右の川岸から桜がアーチ状に川を覆い、都会の中に突如現れる癒しの空間を作り出しています。夜にはぼんぼりが灯り昼間とは一味違った幻想的な雰囲気となります。桜が散る頃には川面に舞う桜吹雪と花筏(はないかだ)も見どころのひとつです。
皇居のお濠の沿って約700mの桜のトンネルが続きます。お濠の水面に向かって枝を伸ばし、豪快に咲き誇る桜と、皇居の佇まいには思わず目が奪われます。ボート遊覧から眺める桜もおすすめです。
中部地方
「日本三大夜桜」の一つと呼ばれ、約3000個のぼんぼりに照らされた約4,000本のソメイヨシノとライトアップされた高田城三重櫓、桜に包まれるほどのさくらロードは息を飲む美しさ。「高田城百万人観桜会」が開催され、立ち並ぶ約300軒の露店も日本有数です。
日本三名園の一つで、四季折々の美しさを楽しめます。兼六園菊桜や兼六園熊谷、旭桜など貴重で珍しい桜を見ることができます。
「天下第一の桜」といわれる、約1500本のタカトオコヒガンザクラが咲き誇ります。この品種は高遠だけのもので、花形はやや小ぶりで赤みを帯びたピンク色で、県の天然記念物に指定されています。
実相寺の境内にある「日本三大桜」のひとつに数えられ、樹齢約2000年といわれます。樹高は10m、目通り幹周約11mもある日本で最古の巨樹で、国の天然記念物でに指定されています。
樹齢1000年を超えるといわれるベニシダレザクラ。東西25m、南北20mの四方に伸びた枝から、薄紅色の小さな花を無数に咲かせ、その様はまさに流れ落ちる滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになったとも言われています。日本三大桜の一つで、国の天然記念物に指定されています。
近畿地方
シロヤマザクラを中心に、約200種・3万本の桜が密集しています。一目で千本見えると言われる桜は麓から下千本、中千本、上千本、奥千本へと咲き上がり、4月上旬から下旬まで美しい風景が楽しめます。
日本最大級の三重塔や「清水の舞台」で知られる国宝の本堂などを桜が彩ります。特に「春・夜の特別拝観」のライトアップの幻想的な光景はまた格別です。
桂川にかかる渡月橋一帯を桜が咲き誇ります。京都を代表する景勝地は桜が咲くことでより一層情緒豊かな風情となります。
世界文化遺産に指定された名刹で、豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行ったことでも知られます。境内には枝垂桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜など約1,000本の桜が咲き誇ります。
哲学の道
例年の見ごろ3月下旬〜4月上旬
数々の哲学者、文人が散策したことが名前の由来です。若王子橋から浄土寺橋まで続く琵琶湖疏水沿いの全長約2kmの水辺空間に約400本のソメイヨシノなどが咲き誇ります。
東寺
例年の見ごろ3月中旬~4月中旬
世界遺産に登録されている東寺といえば、八重紅枝垂桜が有名。「不二桜」とも呼ばれており、京都のシンボルでもある五重塔との光景からは、京都の春ならではの美しさを感じます。ほかにも、ソメイヨシノなど、約200本の桜を楽しむことができます。
1931(昭和6)年に再建された天守閣を中心に広がる総面積105.6haの大阪城公園。なかでも天守閣の西にある広さ約6.5haの西の丸庭園にはソメイヨシノを中心に約300本の桜が植えられ、桜の名所としても有名な庭園です。天守閣を背景に見る桜の絶景をお楽しみいただけます。
毎年桜の開花時期にあわせ1週間限定で一般開放される「桜の通り抜け」。約560mにわたり、約130種、約340本の桜が咲き誇る様子はまさに百花繚。ぼんぼりに照らされた夜桜も美しい。※コロナウイルスの影響により抽選などの入場規制となります。
標高353.7mの山頂に築かれた天守台が霧に浮かぶ姿は“天空の城”として親しまれています。城跡内にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、カスミザクラなど30本以上の桜があり、春には満開の桜を見ようと毎年多くの人が訪れます
世界遺産・国宝指定の姫路城を約1000本の桜が彩ります。白亜のお城を背景に三の丸広場の桜並木や高台、姫山公園濠沿いの桜も見事です。
四国地方
瀬戸内の島々が見える山城の天守を桜が彩ります。
九州地方
壮麗にそびえたつ熊本城の黒壁と咲き誇る桜のピンクのコントラストが見事。