旅行の醍醐味と言えば、美しい景色や楽しいアクティビティに加え、美味しい「食」もその一つですよね。今回は、金沢観光には欠かせない!おすすめご当地グルメ特集をお届けします。
新鮮な海鮮丼に11月〜12月が旬ののどぐろ、外はパリッ!中はもっちもちな一風変わった餃子、さくさくのシーフードフライをケチャップとタルタルソースにつけて食べるとろふわなご当地グルメなど、秋・冬が旬の海の幸から金沢ならではのソウルフードに至るまで、バラエティに富んだグルメを堪能できます。今年の秋・冬は魅力たっぷりの食の宝庫石川へ、満腹グルメ旅行に出かけてみてはいかがですか?
目次
■ 金沢観光のおすすめご当地グルメ11選
▶ 1. 魚介類
└ 1-1. のどぐろ
└ 1-2. カニ
└ 1-3. 回転寿司
└ 1-4. 海鮮丼
▶ 2. ソウルフード
└ 2-1. 金沢おでん
└ 2-2. 金沢カレー
└ 2-3. ハントンライス
└ 2-4. 8番らーめん
└ 2-5. ホワイト餃子
▶ 3. その他
└ 3-1. 加賀料理
└ 3-2. 金箔ソフトクリーム
■ まとめ
一年中水揚げされ多くの人に親しまれている「のどぐろ」ですが、金沢では11月〜12月に旬をむかえます。刺身や昆布締め、握りはもちろんのこと、一夜干しや塩焼きでシンプルに嗜んだり、お鍋料理や煮付け、〆のお茶漬けなど、どれもほっぺたが落っこちてしまうほどの美味!脂がのっていて噛めば噛むほど旨味があふれるのどぐろ料理を、ぜひ金沢で沢山味わってみてください。
冬の味覚の王様として人気が高いズワイガニ。石川県ではズワイガニのオスを「加能ガニ」、メスを「香箱ガニ」と呼びブランド化されています。加能ガニの名前の由来は、石川県の地名「加賀」「能登」から一文字ずつ取って名付けられたとか。甲羅のサイズが9cm以上と規定があり、食べ応えたっぷり!太い脚に身がぎっしり詰まっていて、甘味が強いのが特徴。濃厚なカニみそもたっぷり詰まっていて絶品です。
一方の香箱ガニは、たっぷり詰まった内子と外子両方が堪能でき、濃厚でプチプチ食感の卵が味わえるのもメスならではの魅力ですね。加能ガニと比べると漁期が短いため、県外に出回ることなく地元で消費されることが多いそうで、金沢に出向いた際はぜひとも味わってみたい一品です。お刺身や焼きガニだけでなく、金沢おでんやパスタ、わっぱめしなど金沢ならではの人気の食べ方を楽しめます。
金沢港から水揚げされる新鮮な魚介類を手軽に堪能するには、子どもから大人まで楽しめる回転寿司がおすすめ!県内各地で水揚げされた新鮮なネタを使った美味しい回転寿司屋が、県内には沢山あります。
なかでも、日本一ゴージャスな回転寿司屋との呼び声が高い「金沢まいもん寿司」の名物メニュー「金箔のせ」や「がんこ盛り」(がんことはものすごいなどといった意味)はインパクト大!金沢回転寿司の御三家と呼ばれるお店の一つです。
2つめは、とにかく鮮度にこだわり、なるべく多くの種類を食べてほしいというスタッフの思いから、ちょっとずつ盛り合わせた3点盛り・5点盛りなどを提供している「もりもり寿し」。
最後は、職人が手間暇を惜しまず、鮮度抜群の魚を使ったお寿司を提供してくれる、その名も「すし食いねぇ!」。金沢の醤油を使ったこだわりのイクラは、まるで宝石のように輝いていて絶品です。金沢にはこの他にも沢山の人気店があるので、この機会に美味しい回転寿司をご賞味あれ。
回転寿司と並ぶほどの人気を博しているのが、金沢の海の幸を一杯に詰め込み、余すことなく堪能できる海鮮丼。こちらも金沢グルメには欠かせない一品です。そんな海鮮丼の激戦区「近江町市場」周辺でおすすめなお店をいくつかご紹介します。
まずは、18種類ものネタが盛られた見た目にも美しい海鮮丼を提供している「山さん寿司 本店」。朝9時から営業しており、朝から金沢の海の幸をたっぷり満喫したい方にはおすすめです。
次に、イクラとウニを一緒に堪能できる贅沢な海鮮丼や、これでもかというほどの金箔を乗せた通称「金ピカ丼」など、バラエティ豊富なメニューを提供している「井ノ弥」。見た目も豪華でフォトジェニックな海鮮丼が勢ぞろい。開店前(開店は10時〜)に並んだ人には、10%割引の嬉しい早割サービスも実施されています。
最後は、昭和5年創業の地元民からも長く愛される老舗「近江町食堂」。創業当初から変わらず人気No.1の海鮮丼は、近江町の鮮魚をたっぷり使っていておすすめ。贅沢すぎる海鮮全のっけ丼なるものもありますよ!
そのほかにも、寿司職人が作る海鮮丼や、のどぐろ、ズワイガニをふんだんに使った海鮮丼など、近江町市場界隈にはたくさんの人気店が軒を連ねています。金沢を訪れたら必ず足を運んでみたいスポットです。
続いて、金沢と言えばの名物グルメ「金沢おでん」。その味や出汁はお店によって様々ですが、『金沢の地元食材を使っている』ことと、『一年を通して食べられる』ことを定義としたおでんを金沢おでんと呼ぶそうです。バイ貝やふかし、赤巻など定番のおでん種をはじめ、11月に入ると香箱ガニを使ったカニ面も食べることができます。殻にカニから取り出した身や内子・外子、カニみそを詰めて蒸したのち、おでんの出汁で味付けしたものです。一口でカニの美味しいところを全部堪能でき、想像しただけでほっぺが落ちそうな贅沢グルメですね。
そんな「カニ面」発祥のお店、金沢でもっとも歴史のある「菊一」では、創業以来継ぎ足し続けている大野醤油ベースのカツオ昆布出汁でつくるおでんは絶品!母娘で伝統の味を守りながら切り盛りし、心温まるおもてなしに身も心も満たされます。
ほかにも、金沢おでんでは珍しい関東風出汁のおでんに生姜味噌タレをつけて食べる「おでん高砂」。白みその甘味と生姜の風味がベストマッチ!同店では金沢カレーをベースにした「カレーおでん」も人気。創業88年の老舗のとめどない創作意欲を堪能できます。
濃厚なルーがごはんによく絡む!甘みとコク、スパイシーな風味が合わさった味わい深いルーの上にソースのかかったカツをのせ、付け合わせに千切りキャベツを添えて、ステンレスのお皿に盛り付けられているのが特徴的な「金沢カレー」は金沢のソウルフードを代表する一品。
砂糖水を焦がしたカラメルを入れて煮込んでいるため、一般的なカレーに比べると黒くドロッとしていてとっても濃厚です。創業当時からの味をそのまま堪能できる老舗のお店や、各々アレンジを加えたオリジナリティあふれるお店など多種多様です。各店舗のこだわりの詰まった自慢のメニューを食べ比べて、お気に入りの一杯を見つけてみるのもオススメです。
金沢の隠れた名物とも称され、金沢カレーと並ぶ人気のB級グルメ「ハントンライス」。ケチャップライスにふわとろな卵をのせたオムライスにもよく似ているグルメですが、その特徴は白身魚のフライがのっていて、タルタルソースがかかっていること。なんとその始まりは、忙しい料理人たちが限られた時間で一皿で料理もご飯もぱぱっと食べられる賄いからヒントを得て考案したものだとか。
元祖ハントンライスといえばココ!との呼び声も高く、日々行列の絶えない「グリルオーツカ」を筆頭に、独自のアレンジを加えたバラエティ豊かなハントンライスのお店がたくさんあります。一度は食べてみたいご当地グルメですね。
県民が愛してやまないソウルフード「8番らーめん」。全国展開はしておらず、北陸を中心に一部の地域でしかチェーン展開していないため、近くに立ち寄った際はぜひとも食べてみたいご当地ラーメンです。昭和42年、国道8号線沿いの田んぼの真ん中に開店したラーメン屋が始まりで、8号線沿いなので”8番”らーめんと名付けられたそうです。
たっぷりの野菜を強火で炒め、みずみずしくもシャキッと食感を残したボリューム満点のラーメンで、あっさりながらもコクと旨味のあるスープがたまりません!メニュー展開も豊富で、一番人気の塩・醤油・味噌という定番の味に加え、創作ラーメンや季節限定メニューも。プラス150円でできる野菜増しでは一日に必要な量の野菜をすべて取れる量なんだとか。野菜不足になりがちな方にもオススメです。
県民や観光客を魅了し続ける行列必至のソウルフード「ホワイト餃子」。発祥は千葉県の野田市ですが、北陸で味わえるのは「第7ギョーザの店」だけ。たっぷりの油で焼かれた皮はパリパリ!中はふっくらジューシーな餃子を求めて連日多くの人が列をなしています。一般的な焼き餃子とは少し違って、ニンニク不使用で、厚めの皮にキャベツやタマネギなど40種類の具と調味料がぎっしり詰められた餃子のタネからは噛むたびに肉汁があふれてきます。ギョーザの専門店なので、他にも色んな種類の餃子メニューが豊富で、それぞれ食べ比べてみるのも人気の楽しみ方の一つです。
加賀藩(加賀百万石)の城下町として栄えた金沢。そんな歴史ある町で石川の豊かな食材をふんだんに使った郷土料理に、伝統文化や東西の文化を融合させ発展した、金沢独自の食文化を「加賀料理」と言います。
鴨肉を加賀野菜やすだれ麩と一緒に甘辛い味付けでじっくり煮込んだ「治部煮」(じぶに)や、塩漬けしたかぶ(かぶら)で鰤をはさみ込み、米麹で発酵させた「かぶらずし」、二匹の鯛に卯の花(おから)を詰め込んで蒸した、ハレの日などに出されるおめでたい料理「鯛の唐蒸し」、加賀野菜の一つでもあるレンコンをすりおろして蒸し、あんをかけて食べる「蓮蒸し」などが代表的で、輪島塗や九谷焼などの伝統工芸品に盛って提供されます。見た目も重視されていて、華やかで洗練された美しさが魅力の料亭料理です。
様々な伝統料理やソウルフードがある金沢ですが、デザートも忘れてはいけません。その代表格が金沢の金箔をふんだんに使った「金箔ソフトクリーム」。石川県は金箔生産量が全国一位なんです。当初は2015年の北陸新幹線開通記念に考案され、数量限定での販売予定でしたが、あまりにも人気を集めたため、今では金沢を代表するご当地スイーツとして定着しています。
大胆にも一枚の金箔をソフトクリームにかぶせ、繊細な職人技である箔移しを連想させる「箔一」の「金箔のかがやきソフトクリーム」をはじめ、パラパラと黄金に輝く雪のように散りばめられたものまで様々。キラキラと美しいソフトクリームは国内外の観光客からも絶大の人気を博しており、写真映えすること間違いなしです。
石川県の豊かな自然が培った海・山・陸の幸を使った郷土料理に、地元民が愛してやまないB級グルメ、煌びやかで贅沢なデザートに至るまで、たくさんのグルメを楽しめる金沢。美味しい料理を嗜みながら、大自然の恵みや歴史ある食文化に触れてみるよい機会にもなりそうです。
秋・冬ならではの旬の食材を使った料理を食べられるのはこの時期だけ!誰もが知る定番料理から隠れたソウルフードに至るまで、他にはない魅力満載の金沢グルメを堪能してみてください。
旅っくすでは、石川に行く各地発の添乗員同行ツアーや、往復JR新幹線とホテルがセットになったパックプランを販売中!下記リンクも是非チェックしてみてくださいね。
タビックスナビ編集部